夏の暑さを和らげるため、多くの家庭では扇風機が欠かせない家電となっています。
そんな扇風機には主にacモーターとdcモーターという2つのモーターが使用されていますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
まずdcモーターの扇風機は、超低速回転でもしっかりと風を送ることができるため、風量の微調整が可能です。
紙一枚飛ばないほどの弱風から、自然のそよ風のような穏やかな風まで再現することができます。
更に、消費電力が少なく、騒音が小さいのも特長。
例えば最小風量時には1時間当たり0.04円しか電気代がかからない製品もあり、睡眠の質を損なわない静かな運転が期待できます。
しかしながら、その高機能さゆえに、価格は比較的高めとなっています。
一方、acモーターの扇風機は、シンプルで手頃な価格が魅力です。
一般的には風量の調整が3段階となっており、高風量での運転が主体となります。
そのため、就寝時などの微調整が求められる場面では不便を感じることもあるかもしれません。
また消費電力や騒音面ではdcモーターよりも劣る点があります。
しかし換気やサーキュレーターの役割としても利用でき、手頃な価格で手に入る点が大きな利点です。
どちらのモーターを選ぶかは、使用頻度や必要な機能、予算などの要因によって異なります。
毎日のように使用するなら、細かい風量の調整ができるdcモーターがオススメ。
一方サブとして使う、あるいは主に換気やサーキュレーターとしての使用を想定しているな、acモーターが良いでしょう。